
ぬるま湯にゆったり浸かるのが好きなヒロです。

良くないのは分かっていても、熱湯シャワーがやめられない。
気持ちいいのにどうしてアトピーに熱湯がダメと言われるの?
こんな疑問を解決します。
熱湯を浴びることは、かゆみや乾燥をまねき、アトピーの悪化につながる危険性があります。
気持ちいいからといって熱湯シャワーや熱い湯船につかり続けると、かえってアトピー改善をおくらせる事になりかねません。
そこで今回は、「アトピーに熱湯が良くない理由」や「対処法」を解説していきます。
本記事を読めば、熱湯の危険性を認識し、入浴をアトピー悪化の原因から取り除く事ができます。
記事の内容
・アトピーに熱湯が良くないのはなぜ?:解説
・アトピーがお風呂に入る時のコツ6選
目次
アトピーに熱湯が良くないのはなぜ?

繰り返しになりますが、熱湯はアトピーを悪化させる原因になる可能性があります。
アトピーの三重苦が待っている
熱湯を浴びると、「かゆみ、乾燥、炎症」が悪化する三重苦が待っています。
シャワーの温度が高ければ高いほど、肌は乾燥してしまうそうです。
肌の保湿成分である皮脂や角質層にあるセラミドが流出する原因にもなると言われています。

実際に僕は、この熱湯シャワーがやめられなくなりアトピーを悪化させた経験がかなりあります。
一部でホットシャワー療法(熱湯シャワーを浴びて治す方法)のメリットがあると言われていますが、僕の経験上これは賛成できません。
熱湯がやめられないのは肌が弱っている証拠
熱湯シャワーは、弱っている肌ほどあてると気持ちいいんですよね。
アトピーが熱湯シャワーをやめられないのも、かゆみや痛みが熱湯シャワーを浴びている時だけ気持ちよさで緩和されるから。
ダメと言われても中々すぐにやめるのは難しいのも現実です。
正直、熱湯シャワーをやめるには、アトピーの根本的解決が必要でした。
「やっぱりか」と思われる方もいるかもしれませんが、アトピー改善には絶対に根本的な問題解決が必要なんです。
特に僕の経験上、熱湯シャワーやかくのを我慢ができないのは、精神的な部分もかなり影響しています。

なかなか治らないし、どうせ症状が酷いなら何をやっても一緒だよ!
このように、アトピーが良くならないことからイライラがつのり、熱湯やかくなどの衝動が止まらなくなります。
つまり、ストレスのケアもアトピー改善にとっては大切なことなんです。
アトピーとストレスに関しては、下記の記事をご活用ください。
関連記事アトピーを治すためにはストレス解消が必要【※経験談あり】
また、アトピーの根本解決には、もちろん生活習慣の見直しが必要です。
アトピー改善のための生活習慣については、下記の記事をご活用ください。
関連記事アトピーを治すために生活を改善する8つのポイント【続けることが大切です】
アトピーを治すには熱湯をやめて正しい入浴を
アトピーを改善したいなら、熱湯シャワーや熱い湯船に浸かるのをやめましょう。
その時は気持ちよさがあり、良いかもしれませんが、結果的に悪化などのデメリットの方が大きいです。
お風呂の時間を「熱湯シャワーでアトピーを悪化させる」時間にしないようにするには、正しいアトピーの入浴方法を知っていきましょう。
次の章で、入浴時のコツについて解説していきます。
アトピーがお風呂に入る時のコツ6選

経験して分かった、アトピー患者がお風呂に入る時のコツは、下記の通りです。
その①:シャワーを長時間浴びない
その②:無理して湯船につからない
その③:体を洗いすぎない
その④:塩素除去を徹底する
その⑤:40℃以下のぬるめを意識する
その⑥:お風呂から上がる前に冷やす
早速、1つずつ解説していきます。
その①:シャワーを長時間浴びない
長時間のシャワーや入浴は乾燥をまねき、アトピー悪化の原因にもなります。
セラミドなどの皮膚が持つ保湿機能、皮脂や油分などは肌の水分量を保つ役割をしています。
しかし、どれも水溶性なので、シャワーを10分も浴びていると全部流されてしまうそうなんです。
アトピーの症状がある時は、「シャワー = 最低限の体の汚れを洗い流すもの」と考えていた方が良いですね。
その②:無理して湯船につからない
無理に湯船に入るのはさけましょう。
最初から肌がかゆいのに湯船に入ってしまうと、さらに体を温めて痒みをます原因になります。
心を落ち着かせるのに湯船につかるのは効果的ではありますが、それでアトピーを悪化させてしまっては意味がありません。
アトピーの症状が酷い時は、無理せずぬるめのシャワーで体の汚れを流すのみにしましょう。
その③:体を洗いすぎない
毎日全身をごしごし洗うのは、肌に良くないそうです。
これは、前述の長時間のシャワーが良くない理由でもある、必要な皮脂やセラミドなどを落としてしまう可能性があるのも理由の1つです。
また、ゴシゴシ毎日洗うと、肌を刺激してしまい、かゆみや炎症を引き起こす原因にもなりかねません。
アトピーの場合は特に肌が敏感になっているので、脇などの汗が溜まりやすいところだけはしっかりケアし、他は優しくシャワーで洗い流すだけで十分です。
ゴシゴシ洗うのも気持ちよさを感じてやってしまいがちですが、NGなので注意しましょう。
その④:塩素除去を徹底する
塩素はかゆみや乾燥を誘発し、アトピー悪化の原因になります。
現在では、塩素を簡単に取り除けるグッズが沢山ありますので、うまく利用して塩素除去を徹底しましょう。
塩素除去については、下記の記事をご活用ください。
関連記事【アトピー改善に必須】お風呂や生活から塩素を除去する方法
その⑤:40℃以下のぬるめを意識する
シャワーでも、湯船にはるお湯でも、40℃以下のぬるめを意識しましょう。
肌や体調を考えた時のお風呂の適性温度は、38℃〜40℃と言われています。
僕の経験上では、38℃程度がおすすめ。
40℃だと湿疹があったり、痒みを持っている場合は少し染みたりしましたね。
もちろん個人差はあると思いますので、無理のない程度でベスト温度を探ってみてください。
その⑥:お風呂から上がる前に冷やす
お風呂から上がる前に、手首と足首を冷やすことで、火照りを抑える事ができます。
ぬるめを意識しても、お風呂に入ると体は熱を持ちます。
その熱が「かゆみ」につながるので、お風呂から上がる前に水で10秒程度ずつ手首と足首を冷やすと、火照りが抑えやすくなりました。(僕は毎回やってます。)
ちなみに、熱を冷ますには首元を冷やすのが1番良いのですが、試したところ冷えすぎたので、手首と足首に落ち着いた感じです。
「お風呂上がりにどうしても体が火照って痒みを感じやすい」という方は、ぜひ1度試してみてください。
アトピーを治したいなら熱湯は避けよう:まとめ

アトピーを治すためには、気持ちが良くても熱湯シャワーや熱い湯船はさけるべきです。
熱湯を浴びる事で、痒みや乾燥を増し、アトピー悪化につながる危険性があります
熱湯をさけて、入浴をアトピー悪化の原因にしないようにしましょう。
熱湯シャワーをやめられない事を解決するためには、アトピーを根本から解決する事が必要です。
これについては、下記の関連記事もご活用ください。
関連記事アトピーを治すために生活を改善する8つのポイント【続けることが大切です】
関連記事アトピーが完治する方法は?【症状をコントロールする】