
目の周りにアトピー症状が出やすいヒロです。

目の周りのアトピー症状がひどい。
薬を塗ってもなかなか良くならない。
目の周りのアトピーを改善する方法が知りたい。
こんな疑問を解決します。
目の周りのアトピー症状は、かいたり、こすったりなどの刺激を与える事で、様々な目の病気の原因になる可能性もあります。
薬に頼りすぎたり、早く治したいと焦りすぎてしまうと、逆に悪化をまねく危険性も...。
そこで今回は、アトピーの「目の周りの症状が危険な理由」や、「解決策」を詳しく解説していきます。
本記事を読めば、目の周りのアトピー症状の注意点を理解し、薬に頼らず解決に向けてすぐにでも行動できます。
記事の内容
・アトピー性皮膚炎の「目の周り」の症状は危険:解説
・ステロイドに頼りすぎるのもNG
・目の周りのアトピーを改善する3つのステップ
・目の周りのアトピーに使えた保湿剤3選
アトピー性皮膚炎の「目の周り」の症状は危険

目の周りに出るアトピー性皮膚炎の症状の危険性を解説していきます。
目の周りのアトピーは病気の原因にもなる
目の周りのアトピー症状は、様々な目の病気の原因になります。
アトピー性皮膚炎にともなっておこる、主な目の病気は下記の通り。
・眼瞼皮膚炎
・角結膜炎
・円錐角膜
・白内障
・網膜剥離
アトピー性皮膚炎は、目のほとんどの部位に影響していると言えますね。
アトピー性皮膚炎で目の周辺に痒みを伴う湿疹ができると、まぶたや目の周りを激しくこすったり、叩いたり、引っかいたりしてしまいますよね。
こうした刺激を目の周りに与え続けると、角膜や結膜が傷ついてしまい、「アトピー性眼瞼炎」になる危険性も。
「アトピー性眼瞼炎」については、下記のように提示されています。
目の周囲の皮膚に、赤いまだら、湿疹、むくみ、ただれ、かさつきなどのアトピー性皮膚炎の特徴的な症状がみられ、かゆみをともないます。症状が軽い場合は皮膚がかさついてけばだち赤いまだらになる程度ですが、ひどくなると眼瞼(上下のまぶた)の皮膚が固く厚くなります。
※引用:公益社団法人 日本眼科医会
当時は知らなかったのですが、僕はこのアトピー性眼瞼炎だった可能性が高いです...。
ひょっとしたら、同じように、知らず知らずの内に刺激を与えて「アトピー性眼瞼炎」になっている方がいるかもしれません。
人の目を気にしすぎて精神的にもダメージを受ける
目の周りのアトピーは見えやすい位置にあるため、人の目をどうしても意識しがちになります。
自分でも鏡ですぐ見れる場所なので、「早く治したい」と気持ちに焦りが出てしまうんですよね。

僕も目の周りのアトピーがひどい時は、常に誰かに見られていると思い、外に出るのも嫌でした。
結果的に、精神的ストレスもたまっていき、アトピーの悪化、そして精神疾患にまでつながる恐れもあります。
アトピーとストレスとの関係については、下記の記事もご活用ください。
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アトピーを治すためにはストレス解消が必要【※経験談あり】
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ステロイドに頼りすぎるのもNG

僕の経験上、ステロイドに頼るのはやめるべきです。
理由としては、下記の3つがあげられます。
① 副作用に苦しむ
② 根本的解決ができない
③ 癖になってしまう
1つずつ解説していきます。
その①:副作用に苦しむ
目の周りは皮膚はデリケートで、ステロイドの副作用にもより注意が必要です。
主なステロイドの副作用は、下記の通り。
・皮膚の萎縮
・毛細血管の拡張(特に顔面に起こりやすい)
・酒さ様皮膚炎、口囲皮膚炎、紅潮
・乾皮症(肌の乾燥)
・感染症の誘発、悪化
ちなみに僕は、感染症以外はほぼ経験がありますね。
目の周りのアトピー改善を急ぐあまり、ステロイドに依存して常用してしまうと、この副作用のリスクが高まるわけです。
その②:根本解決ができない
ステロイドは、アトピーを根本から解決するものではありませんん。
強制的に炎症を抑えてはくれますが、原因を取り除くわけではないからです。
そのため、ステロイドで直した経験がある方は、再発する可能性が高いとも言われています。
その③:癖になってしまう
ステロイドの怖いところは、最初は効果があるところです。
ステロイドは強い炎症を抑える力があるので、一旦は炎症が治ります。
ただ、これに味をしめて、「ステロイドを塗れば治る」と考えてしまい、
炎症 → ステロイド → 炎症 → ステロイド
この負のスパイラルから抜け出せなくなるのです。
結局ステロイドに肌が負けて、副作用だけ残ることに...。
そうならない為にも、ステロイドで1時的に治すのではなく、根本的解決を目指すべきです。
目の周りのアトピーを改善する3つのステップ

僕が実践していた目の周りのアトピーを改善した手順は、下記の通り。
① アトピー症状を落ち着かせる
② 原因を見つける
③ 原因を遠ざける
早速、順番に解説していきます。
手順①:アトピー症状を落ち着かせる
まずは目の周りのアトピー症状 (炎症や痒み、膿みなど) を落ち着かせる事が大切です。
僕が実際にやっていたのは、精製水をコットンに染み込ませて患部の汚れを拭き取り、保冷剤やアイスバックで冷やしてかゆみを抑え、ワセリンなどの保湿剤で徹底的に蓋をすること。
ワセリンを使う理由は、ひどい時は他の保湿剤が染みるからです。
ワセリンは成分的にも安心できるので、気にせず使用できます。
出来る事なら、症状を落ち着かせるまでは外に出ずに、治療に専念するのがベストですね。
手順②:原因を見つける
症状が落ち着いたら、アトピーの原因を見つけ出しましょう。
アトピーの原因になるものはかなり多いです。
・髪、汗、衣類との摩擦などの接触
・食べ物
・不眠などの乱れた生活習慣
・精神的ストレス
こういったものを徹底的に確認しましょう。
アトピー発症前の生活を見直してみて、原因になりそうなものは全て文字で書き出していきます。
手順③:原因を遠ざける
手順②で見つけた原因を、徹底的に遠ざけましょう。
例えば、
・食べ物 → 食べていい物以外口にしない。
・肌に接触する物 → コットンなどの優しい素材に変える。
・生活習慣 → 早寝早起きを心がけ、睡眠を取れるようにする。
・精神的ストレス → 会社の求職、退職、転職。嫌な人に関わらない。
こんな感じですね。
中には難しいと思う事があるかと思いますが、ここで変えないと根本的にアトピーを改善するのは難しくなります。
今アトピーが出ているのは、これまでの生活に問題があったから。
確かに時間はかかるかもしれませんが、数週間先のあなたの為にも、行動していきましょう。
アトピーの生活習慣改善については、下記の記事もご活用ください。
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アトピーを治すために生活を改善する8つのポイント【続けることが大切です】
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目の周りのアトピーに使えた保湿剤3選

最後に、実際に目の周りのアトピー改善に役立った保湿剤をご紹介します。
おすすめの保湿剤は、下記の通り。
症状が少し落ち着いてきた後からの使用がおすすめです。

ちなみに僕は今も養麗潤を使っています。
保湿剤の合う合わないには個人差があるので、必ずパッチテストで確認してからご利用ください。
目の周りのアトピーは焦らず根本的解決を目指す:まとめ

目の周りのアトピーは、目の病気の原因にもなる可能性があるので、注意が必要です。
ただし、改善を焦ってしまうと精神的ストレスがたまり、治るどころか悪化の原因になることもあります。
ステロイドに頼りすぎることも、今後のあなたの為にはなりません。
大切なのは、焦らずに根本的解決をを目指すことです。
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