
日焼け止めのお世話になりっぱなしのヒロです。
・アトピーは日焼けをさけた方がいいのは本当?
・そもそもアトピーでも日焼け止めを使っていいの?
・アトピーでも使える日焼け止めが知りたい。
こんな疑問を解決します。
実は、アトピーでも無理に日光や紫外線を避ける必要はありません。
ただし、過度に日光や紫外線を浴びるとアトピー悪化につながる可能性があり、それを防ぐために日焼け止めは必須アイテムです。
そこで今回は、日光や紫外線とアトピーとの関係や、アトピーでも使える日焼け止めを解説していきます。
本記事を読めば、アトピーに対しての紫外線のメリットとデメリットを理解し、正しく日焼け止めを使う事ができます。
記事の内容
・アトピーは日焼けをさける必要はない?:解説
・過度の太陽や紫外線予防に日焼け止めは必要
・アトピーにおすすめの日焼け止め 3選
アトピーは日焼けをさける必要はない?:解説

結論から言えば、絶対に日焼けをさける必要はありませんが、過度な日光や紫外線はさけるべきです。
ここでは、アトピーがなぜ日光や紫外線をさける必要がないと言われているかを解説していきます。
紫外線はアトピー改善に効果がある
アトピーに敬遠されがちな紫外線。
実は、紫外線には皮膚の免疫に関係する細胞の働きを抑制 する作用があります。
実際に、アトピー性皮膚炎の湿疹などの症状を改善する為に、医師の管理下で「紫外線療法」が行われることがあるそう。
紫外線療法とは?
長波長の紫外線UVA(320~380nm)や中波長紫外線UVB(290~320nm)を皮膚にあて、免疫反応や、細胞の増殖を抑えることによって皮膚病を治す方法のこと。
簡単に言えば、皮膚病の改善の為に、意図的に紫外線を肌にあてる事ですね。
つまり、紫外線は一概に「大敵」という訳ではないのです。
日光はストレス解消に必須
日光は、人間の精神状態と大きく関係があるります。
脳内神経伝達物質の「セロトニン」は、精神を安定させる働きがあり、減少すると不安感やストレスを感じやすくなります。
この脳内の「セロトニン」は、日光などの自然光を浴びる事で増え、精神状態を改善できる事が分かっています。
アトピーにとっても精神的ストレスは、大きな原因であり、大敵。
これを改善できる日光や紫外線を完全に避ける事は、大きなデメリットをうむ危険性もあります。
太陽光の注意点
太陽光には、アトピーに対するデメリットも...。
太陽光の一部である赤外線の作用によって、皮膚の表面温度が上がり、汗をかく事で、湿疹の悪化やかゆみを増幅させる事もあります。
また、紫外線による皮膚バリア機能の低下の可能性もあり、太陽光の浴びすぎは、アトピー性皮膚炎の悪化の要因とも考えられているのです。
過度の日光や紫外線予防に日焼け止めは必要

前述したように、太陽光や日焼けには、メリットもありますが、アトピーを悪化させる可能性があるのも事実です。
その為、過度な日光や紫外線を予防するために、日焼け止めが必要になります。
強い紫外線を避ける為の日焼け止め
外出が必要な場合など、長時間にわたり日光や紫外線を浴びる場合には、日焼け止めが推奨されています。
過度の太陽光への曝露はアトピー性皮膚炎 の皮疹の悪化因子の一つになるので,紫外線の強い季 節・時間帯などに長時間外出する際は,紫外線吸収剤 を含まないサンスクリーン製品を使用することを考慮 する.
出典:日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」
つまり、アトピーにおいても、日光や紫外線から守るために、日焼け止めを使う必要はあるという事ですね。
アトピー症状がひどい時は注意が必要
アトピーで、かゆみや炎症などの症状がひどい時は、余計な刺激はさけるべき。
この場合は、日焼け止めの使用も控えるようにしましょう。
湿疹が膿んでしまうなど、症状がひどい時は治療に専念すべきです。
できる事なら外出は出来るだけ控えて、日光などの外部からの刺激を受けないようにした方がいいですね。
また、通常アトピーが日焼け止めを使用する際は、自分の肌に合うものを選ぶ事が大切です。
おすすめの日焼け止めについては、この後解説していきますね。
アトピーにおすすめの日焼け止め 3選

アトピーにおすすめの日焼け止めは、下記の通りです。
順番に解説していきます。
① NOV UVミルクEX SPF32
低刺激でアトピーの方にも有名な「NOV」シリーズ。
ローションやSPFがより高いタイプなどがありますが、使用後により負担がなく使えたのが「NOV UVミルクEX」でした。
何よりお湯でも落とせるのは、アトピーにとってありがたいポイントです。
日焼け止めに迷っているなら、取り敢えずコレを試しておけば間違いないですね。
ずっと愛用しています。
つけている間中,お肌が守られているかのようです。お湯でおとせるくらい洗顔も楽なのも嬉しいです。
日焼けで肌がかぶれたので、皮膚科を受診し勧められました。これを使い出してから赤くはれ上がることはなくなったので気に入っています。すぐに届き助かりました。
② キュレル UVローション SPF50
続いては、敏感肌の方で使用者が多い「キュレル UVローション」です。
もちろん紫外線吸収剤無配合。にきびのもとになりにくい処方も特徴です。
個人的には、NOVよりは少し肌がひりつく感じがあったかな、という印象。
使用後に悪化などはなかったので、使用には全く問題なしでした。
タイトル通り肌荒れしないので、そこが一番いいです。感触はさらさらしてるかなと思います。
ュレルシリーズは本当に刺激が少なくて助かります。これも突っ張らない感じが好きです。、
③ ユースキンS UVミルク SPF25
赤ちゃんや子供用として有名な「ユースキンS UVミルク」。
もちろん大人も使用できます。
使用感としては、さっぱりしていて、肌に馴染みやすい印象です。
少し残念なのは、SPF25と、日焼け止め自体の効果としては少し物足りないところですね。
本格的な日焼け予防というよりは、常用として持っておくのに適していると思います。
これ良いですね!もう色んな化粧品ブランドの日焼け止を使ってきましたが、これはその中でもずば抜けて良いです。(良いと言うのは、日焼けしない度合いとかではなく、あくまでも使い心地です。)
色が無いし、使用感が普通のクリーム(ニベアクリームよりも柔らかいです)の使用感なので、その上から粉やファンデーションも塗りやすいと思う。(私はこのクリームに色付きの粉を使用しました)
伸びもいいし、保湿クリームの使い心地です。実際、保湿クリーム並みの保湿もあるように思う。
この使用感で日焼け止めなら、もう言うことないです。
過度の日光や紫外線を避ける為に日焼け止めを使おう:まとめ

必ずしも、日光や紫外線がアトピーの敵ではありません。
しかし、過度な日光や紫外線を浴びることは、悪化の原因になりかねないので、それを防ぐ為に日焼け止めは必須。
記事内でおすすめした日焼け止めは下記の通りです。
自分の肌に合った日焼け止めを用意しておきましょう。