
アトピー性皮膚炎でもお風呂に入っていいの?
お風呂に入る時の注意点は?
こんな疑問にお答えします。
✔︎この記事の内容
・入浴の注意点
・スキンケアのポイント(具体例あり)
✔︎この記事を書いている私
都心でひとり暮らしを始めてから、アトピー 性皮膚炎の診断を受けました。
その後、ステロイドの副作用に苦しみましたが、薬に頼らない生活習慣改善によりアトピーを克服。
現在も規則正しい生活を続け、再発なく症状をコントロールできています。
お風呂はアトピー改善につながる理由
結論から言うと、アトピーの方はお風呂に入るべきです。
正しく入浴すれば、お風呂は精神的にも肉体的にもアトピー改善に効果を発揮するからです。
しかし、対策などなく、お風呂に入っていると、それは皮膚にダメージを与える原因になっている可能性もあります。
シャワーの改善
アトピーの方が入浴を避ける理由として、入浴後の悪化を懸念している事があると思います。
実際にアトピー症状が酷い時に入浴すると、実は入浴している時はシャワーにあたっていると気持ち良かったりするんですよね...。
もしかしたら皆様も経験があるかもしれません。
そして、シャワーにあたるのをやめると痛くて痒いいつもの症状がまたやってくる最悪ループ。
実はこれを改善するのは簡単です。
浴びているシャワーのお湯自体を皮膚にいいものにしてしまう事です。
よく聞く「塩素除去」ってやつですね。これは実際すごく効果的でした。
皮膚の、特に症状がある箇所に浴びた時の反応が違いすぎました...。
ヒリヒリした感じが全くなく、何よりシャワー後の反応が染みるような感じもなかったのです。
塩素除去のシャワーヘッドに関しては少し値段もするかと思うのですが、可能であれば取り入れるとお風呂が苦でなくなる筈です。
さらにおすすめなのはビタミン等を含んでいるシャワーヘッドであるので、気になる方はチェックしてみてください。

また、シャワーの温度も大切で、熱すぎると皮膚にダメージを与えてしまうので少し緩いくらいの温度で浴びるように心がけましょう。
お風呂(湯船)の改善
続いて湯船ですが、こちらにも塩素除去は必須になってきます。
湯船も通常シャワーと同じように入っている時は気持ち良かったりするのですが、時間がたった後や湯船から上がった後がヒリヒリの始まり、そして夜の痒みや痛みの原因にもなるので、注意が必要です。
これも最近では塩素除去を目的とした入浴剤がかなりあるので、是非お試しください。
1つ注意点がありまして、出来るだけ無添加にこだわった自然に近いものを選んでください。
たまに、匂い付きの為に香料とか添加物をバンバン入れているものがありますが、これはまたアトピー悪化の原因にもなりかねないので、特に症状が酷い時などは注意が必要です。
また、お湯の温度ですが、シャワーと同じく熱すぎると皮膚に良くないのです。
温度としては37度から40度程度をおすすめします。
私は実際に39度で入浴をしておりましたが、アトピーが酷い時も塩素除去のお陰もあり問題なかったです。

入浴後のスキンケア
入浴した後のケアは、アトピー改善の為には欠かせないものです。アトピー症状が酷い箇所への対応については以前の記事があるのでそちらを参考にして見てください。
ここまでのシャワーと湯船の対策を講じていれば、基本的に皮膚も問題ない状態になっているかと思います。
この状態でしっかり保湿をして、皮膚の再生を助けてあげる必要があります。
私が主に行っていた方法は、アベンヌウォーター(温泉水)+保湿剤(ワセリンや無添加のもの)です。
まず、お風呂上がりに体や髪を簡単に拭いたら即アベンヌウォーターを吹きかける。
似たような製品色々試しましたがこれが一番ですね。(勿論個人差があるので目立たない所で試してから使用必要必須です)
症状が酷い所に特に多めに吹き掛けまくります。
その後で保湿液を塗りたくります。
この保湿液に関しては、症状が酷い場合はワセリンを上手く使用する、症状が感想や赤みなど比較的かるい場合は、養麗潤のようなオールインワンゲルクリームをお勧めします。
できるだけ丁寧に塗布し、大切な睡眠をぐっすり取れるように、皮膚を助けてあげてください。
3万件の皮膚相談を解決してきた薬剤師が開発した全身に使える保湿クリーム
養麗潤(ようれいじゅん)

まとめ
アトピー改善には、体を暖める事は勿論、精神的にストレスフリーな生活を送ることも大切です。
お風呂にはその精神をやわらげてくれる効果も期待できますので、良きパートナー関係を結んでいきましょう。