
アトピー歴10年、チョコレートが大好きなヒロです。

・アトピーはチョコレートで悪化するって本当?
・高カカオなら食べても良いの?
・アトピーとチョコレートの関係を知りたい。
こんな疑問を解決します。
まず大前提として、チョコレートを食べると、アトピーが必ず悪化するという訳ではありません。
しかし、何も気にせず食べ続ける事で、アトピー性皮膚炎の発症や悪化につながる可能性がるのも確かです。
そこで今回は、アトピーがチョコレートで「悪化すると言われる理由」や、「解決策」を詳しく掘り下げていきます。
本記事を読めば、チョコレートの注意点を理解し、アトピーでも食べられるチョコレートが分かります。
記事の内容
・アトピーはチョコレートで悪化する?:3つの理由
・チョコレートがアトピーに与える3つのメリット
・アトピーは高カカオのチョコレートを選ぼう
・アトピーにおすすめのチョコレート3選+a
チョコレートと同じく、アトピーに注意が必要とされているコーヒーについては、下記の記事をご活用ください。
-
-
目次
コーヒーはアトピーを悪化させる?【理由と解決策】
続きを見る
アトピーはチョコレートで悪化する?:3つの理由

アトピーがチョコレートを食べると悪化すると言われている理由は、下記の通りです。
・植物油脂が含まれている
・砂糖をとり過ぎる
・ニッケルによる金属アレルギー
順番に解説していきます。
理由①:植物油脂が含まれている
通常販売されているチョコレートには、植物油脂が含まれています。
(※植物油脂は、簡単に言うと植物から採取した油脂の総称。)
チョコレートに含まれる植物油脂は、マーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸が含まれているものです。
このトランス脂肪酸は、悪玉コレステロールを増加させ、アレルギーやアトピー発症の原因にもなるため、欧米では使用が禁止されている地域があるほど危険なものとしても知られています。

ちなみに僕は、植物油脂(トランス脂肪酸)を取り除いた食生活を続けています。
また、チョコレートには香料などの添加物も多く含まれている場合があり、これもアトピー悪化の原因になります。
理由②:砂糖をとり過ぎる
一般的に販売されているチョコレートは、砂糖が多く含まれています。
特に、人工的に精製された「白砂糖」が多く、アトピー発症や悪化を招く可能性が高いです。
アトピーと砂糖の関係については、下記の記事で詳しく解説していますので、ご活用ください。
-
-
砂糖でアトピーが悪化する【理由と効果的に糖分をとる方法を解説】
続きを見る
理由③:ニッケルによる金属アレルギー
チョコレートには、金属アレルギーの原因として知られる、「ニッケル」が含まれています。
特に高カカオチョコレートには、通常の1.9~3.8倍のニッケルが含まれているそう。
そのため、金属アレルギーの方は、チョコレートでアトピーなどの皮膚炎が悪化する恐れもあります。

アトピーの場合、事前のアレルギー検査は必須です。
もし検査結果で金属アレルギーがある場合は、チョコレートを避けた方が良いですね。
チョコレートがアトピーに与える3つのメリット

ここまで読んでいると、「チョコレート」は食べない方が良いかと思われるはず。
しかし、チョコレートを食べるのは悪い事だけでなく、下記のようなメリットも存在します。
・ストレスの改善
・炎症をおさえてくれる
・自制心ができる
早速、1つずつ解説していきます。
メリット①:ストレスの改善
チョコレートには、ストレスを改善する効果があります。
これは、明治さんの研究でも実際に実証済み。
チョコレートには精神的に活動的になる効果が期待できることがわかりました。
※出典:明治「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」
ストレスはアトピーにとって大敵。
チョコレートがこのストレスに効果があるなら、食べない手はないですね。
メリット②:炎症をおさえてくれる
皮膚の表面に赤みがある場合、内部で炎症が起きている可能性も。
チョコレートに含まれる「カカオポリフェノール」は、そんな炎症を抑え、免疫系の働きを助けると言われています。
それ以外にもカカオポリフェノールは、うつ病やアルツハイマー型認知症の予防にも効果あり。

将来的に、「食べておいて良かった」と思う事があるかもですね...。
メリット③:自制心ができる
とある大学の調査結果によると、
高カカオのチョコレートは、通常のチョコレートよりずっと満足感があり食べごたえがあるため、もっと食べたい欲を刺激するのではなく、欲望をせき止めてくれるそうです。
つまり、「つい食べすぎた」が防げるという事。

確かに、カカオ70%以上のチョコレートが食べ出したら止まらなくなる、という経験はないですね。
アトピーは高カカオのチョコレートを選ぼう

アトピーでもチョコレートが食べたい。
それなら、カカオ70%以上の「高カカオチョコレート」を選びましょう。
ポリフェノールが豊富で砂糖も少ない
高カカオチョコレートの方が、通常よりも「カカオポリフェノール」豊富。
つまり、前述のメリットをより感じやすいという事です。
また、カカオが多い分、砂糖や添加物が少なく、デメリットも起きづらい利点もありますね。
1日25g程度がおすすめ
摂取量の目安としては、1日25g程度が良いとされています。
(※明治「チョコレート摂取による健康効果に関する実証研究」から引用)
25gを実際のチョコレートの量で見てみると、
・板チョコ:1/4程度。
・小分けのチョコ:約3個。
たったこれだけ。
食べ過ぎは注意が必要ですね。
また、チョコレートは1度にまとめて摂取するより、分ける方がベター。

僕の場合は、小分けのチョコを、「朝、昼、夕方」と3回に分けて食べています。
こうする事で、より効果的にチョコレートの栄養を補給できます。
アトピーにおすすめのチョコレート3選+a

アトピーにおすすめできる、高カカオチョコレートは下記の通りです。
順番に解説していきます。
その①:森永製菓 カレ・ド・ショコラ
まず、「森永製菓 カレ・ド・ショコラ」です。
正直、これを選んでおけば間違い無いですね。
カレ・ド・ショコラの中でも沢山種類はありますが、おすすめはカカオ 88%。
苦味も少なく、食べやすいですし、高カカオ特有の粉っぽさもありません。

もし、高カカオが初めてで不安がある場合は、カカオ70%もありますのでご安心を。
ただし、カカオ率が下がる分、砂糖などの含有量が増えるので、そこは注意が必要です。
その②:明治 チョコレート効果
続いて、「明治 チョコレート効果」です。
こちらも種類が沢山ありますが、おすすめはカカオ86%。
カレドショコラのカカオ88%よりも、少し甘味がある分、慣れない方でも食べやすくなっています。

個人的な印象としては、多少カカオ特有の粉っぽさが感じられます。
これは好みにもよるので、はじめに食べ比べてみると良いですね!
その③:明治ザ・チョコレート
僕が1番おすすめするのが、「明治 ザ・チョコレート」です。
これは、是非1度は試していただきたい...!
多くの種類の中でおすすめなのは、カカオ70%のコンフォートビター。
コクがあって、尚且つ飽きずに食べられる、まさに大人のチョコって感じです。

上記の2つよりカカオ率は低めなので、その分添加物があるのが唯一のデメリット...。
自分の体調の様子を見つつ、食べるようにしてください。
アトピーの悪化などが心配なら、「森永製菓 カレ・ド・ショコラ」を選んでおけば、間違い無いですね。
おまけ:明治 ミルクチョコレート
どうしても、「普通の甘いチョコが食べたい!」と言う時は、「明治ミルクチョコレート」ですね。
正直、アトピーなら高カカオである上の3つから選ぶべきです。
しかし、最初のうちはどうしても食べたくなることがあるのも確か。
そこで、自分で色々試してみた結果、「影響が少なかった」チョコが、この「明治ミルクチョコレート」だったわけです。
このミルクチョコレートは、カカオ含有率こそ低いものの、「植物油脂」が未使用。
ダメージを最小限にできる可能性はあります。

でもやっぱり、食べない方が良いのは確かです。
「最後の手段」として、認識しておきましょう!
チョコレートが食べたくなったら高カカオを選ぼう:まとめ

もしチョコレートが食べたくなったら、アトピーのことを考えて、カカオ70%以上の高カカオチョコレートを選びましょう。
ただし、金属アレルギーや、食べ過ぎには注意が必要。
1日25g程度の目安を守って、アトピーにも優しくチョコレートを楽しむ事が大切です。